もっと知りたいカーリング


Q/カーリングのショット率って
先日、長野オリンピック「男子日本対アメリカ」を見ました。
試合を見ていて思ったのですが、ショットの成功率って誰が決めるんでしょうか?1投1投スコアリングしてるんですか?
あと、何をミスショットというのでしょうか?そりゃ、見るからにミスだというショットもありますが、そうとも言い切れないショットもあると思うのですが....どなたか教えてください。

カーリングのショット成功率についての質問がありましたが、私は長野オリンピックカーリング競技のボランティアで、リザルトオペレーターをやった時に習いましたのでお答えします。ショットの成功率とは、どれだけスキップの指示通りに投げられたか?をパーセンテージで表したものです。
長野オリンピックでは、競技役員さんがスキップの指示とショットを見て、0点(0%),1点(25%),2点(50%),3点(75%),4点(100%)と得点をつけます。スキップの指示通りにちゃんと投げられたら4点(100%)というようになります。面白いのは、スキップの指示通りで、ものすごく素晴らしいショットを決めた時には、特別に5点(125%)という点が与えられます。
さらにさらに、これは奇跡だ〜というようなすんばらしいショットを決めた時には、なんと6点(150%)という点が与えられます。どちらもほとんど出ませんが、長野オリンピックの日本対アメリカTie Bresks、最終エンドの2投(敦賀、Somerville)はどちらも5点でした。
TCCの川野です
オリンピックの時のボランティアの話が書かれていたのでなつかしく、書かせていただこうと思います
私もボランティアに参加して裏方から毎日の攻防をわくわく、どきどきしながら見ていました。スコアを付けるのはオリンピックの時はIBMの協力ので、パソコンにポイントを入力していったのはカーリング協会からボランティアに参加してる人たちでした。
長野の協会の人が多かったのですが東京から参加した中では白幡君が、このMLにも参加いただいている山形の高橋さんもこの担当でした。2人1組になって一つのゲームを担当していたようですが、毎日たくさん試合があったのでかなりハードな日程だったようです。
本番前は勿論ポイントをつける練習をして、またなるべく同じレベルで点数をつけられるように皆さんで勉強をしながら、こんな場合は、あんな場合はというようにシュミレーションしながらやっていったようです。
それでもどうしても人間がつけるものなので多少の差はあったんではないかと思います。
敦賀君の最も良かったアメリカ戦ではほとんど100%に近かったと記憶しています。
少し甘かったのではという声もあったようですが、それにしてもパーセンテージの高い試合は観ていて面白いですよね このパーセンテージはポジションで違ってくるんですがどうしても難しいショットを要求されるスキップが低くなってくることが多いようです。
ちなみに女性のスキップでドローで70%、ヒットで80%くらいで世界のトップクラスのパーセンテージ、男性はそれぞれ10%くらい上だと思います
私もスキップをやることが多いのですが、一つの大会でドロー50%、ヒット60%くらいが1番いい調子の時だったと思うので、いかに世界との差があるか歴然としちゃっ てますよね…
何となくおぼろげな記憶で書いたのでリゾルトの事やパーセンテージの事で間違っていたらどなたか訂正をして下さい。
特に高橋さん、これを読まれて面白い話等、あったら聞かせて下さい。 ではシーズンに向けて "Goooood Curling!"
カワノナホミ
ショットの成功率等に関して川野さんのご氏名により書き込みをさせていただきます。ちょっと長くなってしまいましたが読んでやってください。
ポイントの付け方や見方などは川野さんやブルーペンギンのかとうさんの言っているとおりです。
成功率そのものは完全の個人の見解だけで決めるのではなくある程度のパターンがあり、それをふまえて決めているのです。ただし、やはりそこはカーリングですからパターン通りに行かない場合の方が多いです。その場合は次の相手のショットに対して今のショットは有効だったかどうかを判断しなければならないので、ある程度の経験が必要になってきます。それでも判断に迷うときはスキップの表情やデリバリーした選手の仕草を読みとっていました。
ショットの成功率を決めるスコアラーの役目を国際大会ではスタティスティシャン(舌をかまないように)と言いますが、長野オリンピックのスタ ティスのメンバーはなるべく成功率のバラツキを少なくするため事前にWJCCや日本選手権などでトレーニングを行い本番に望みました。
その結果、長野オリンピック本番を迎える時点でのバラツキは5%以下だったと思います。
男子のタイブレークをつけていたのも実は私です。途中でテレビ中継をしていると聞き緊張しながら成功率をつけていました。
日本のラストロックは迷わず5ポイント(125%)をつけましたが、ア メリカのラストロックについては実は4ポイントにするか5ポイントにす るか迷いました。
奇跡に近いアメリカのラストロックでしたが、スタティスの席から見たと きにあのラインは最初から見えていてました(上から見るとよくラインが 判る)。あとはウエイト次第だったのでそれほど難しいものではないと判
断していたのです。そしてラストロックがリリースされた瞬間に日本の負けは決まっていたのです。
たぶんスタティス側から見ていた人の多くはそう感じたと思います。
長くなりましたが、このMLでもCIS等を利用している人がいると思いますので、成功率をつける場合のポイントは
1.試合をよく観察すること
試合を見るのではなくよく観察するればスキップの組立の特徴が判るようになってきます。
2.結果オーライを100%にとらない
結果オーライはあくまでも結果オーライであって最初に意図したショットではないので100%とはなりません。
ただし、次の相手のショットに対して有効であればその程度によりポイントは与えられます。
3.色々な作戦の可能性を頭に入れておく
常に3通り以上の作戦を頭に入れておけば、予想もしないショットをしたということがないのでポイントもつけやすくなると思います。
ところで信州オープンはいつ開催されるのですか。山形からも出場を希望している
チーム(MIX)があるので情報を持っている方教えてください。