小川さんの作戦クリニック


8. 相手と自分のチームの強さ


  

対戦する相手がいつも自分たちと同じレベルとは限りません。カーリングを始めて間もないチーム、長年リーグで活躍しているチーム、時には全日本チームと、相手は自分たちより強かったり弱かったりします。このように、相手とのレベル差(経験差)で作戦が変わってくる場合もあります。
大切なのは…自分たちの技量に合ったショット選択をすること、もう一つは、勝ち負けにこだわらず次の一投だけに集中してプレーする、の2つです。実際に作戦を立てる上で考慮する要素として、以下の例を挙げてみました。。


1. 相手のゲームスタイル(ヒットが好きか、ドローが好きか)
どちらのスタイルのゲームも出来るけれど、特にヒットを好むチームに対してはドロー戦に、逆にドローを好むチームに対しては打ち合い戦に引き込みます。

2. 弱みを見つけたとき(ヒットが嫌いか、ドローが嫌いか)
初心者などヒットの苦手なチームに対しては、ハウスにストーンを入れていって打たせる作戦を、逆に、相手のスキップがまだドローウェイトをつかんでないと思ったら、ドローさせる作戦を選びます。相手の弱点を見つけるのはスキップだけの仕事ではありません。4人が協力して相手チームを観察します。

3. 相手のターン・ライン(インターンがぶれるか、アウトターンがぶれるか)
どちらかのターンが苦手でぶれたり、ドリフト(横に流れる)したりするプレーヤーがいれば、つけいるチャンスです。ミスをしやすいショットを相手にプレーさせるようにします。

4. 自分のチームメイトの調子
普段テイクアウトの得意なセカンドが、今日の試合ではよくテイクアウトでミスをして落ち込んでいる。こんな場合、もし選択出来るのであれば、ドローショットを投げさせて自信を回復する手助けをしてあげるのも大切です。スキップ、勘を働かせて!

右上図は9エンド2-2で、先攻の白チームはサードの2投目でセンターガードの後ろにドローしようとしています。あまりアイスはカールしない時(ストーン3/4 個分くらい)、インターンを選びますか、
それともアウトターン? また、それはどうしてでしょう。    (T.O.)