ルール&マナー RULE & MANNERから 

ルール&マナー「ストーン」
向かい合う両方のハックからストーンを投げ合ってぶつけてはいけません。カーリングではやってはいけないことの1つです。危険です
それに、ストーンを傷める原因となり、時には割れてしまうことすらあります。ストーンは大変高価なのでもったいないのです。カーリングストーンはとてもよくはずむ粘り強い石で出来ています。この特殊な石は花崗岩(グラニット)で出来ており、スコットランドのアルサクレッグ島でしか採れないものだそうです。ほかの石ではテイクアウトの強さでぶつければ、簡単に割れてしまうことでしょう。では、試合中にストーンが割れたらどうしましょう?割れたかけらはすべて有効で、真っ二つに割れた場合は両方のストーンが有効なのでしょうか?割れてしまえばストーンは無効になってしまうのでしょうか?  
どちらでもありません真っ二つに割れた両方のストーンが有効なら、8エンダー(1つのエンドで8点取る最高得点)どころか9点目も取りかねません。8個のストーンで9点取るのは少し変です。割れたストーンを全て無効にすると、「少し欠けただけ」といった場合の処理が曖昧になります。ではどうなるのかというと、ルールでは、ストーンが割れた時は1番大きなかけらの落ちている場所に代わりのストーンをおき直すよう定めています。ちなみに横転したストーンは無効になります。でもストーンが割れたり、横転したりなんてことは現代カーリングではちょっと考えられないですね。


競技規則 第4条 ストーン
(3)ストーンがプレー中に割れた場合、代替のストーンは最大の破片が止まった場所に置く。そのエンドとその試合はその代替のストーンを終了 するまで使用する。
(4)途中で転がったストーン、あるいは横転もしくは反転した状態で制止した場合は、直ちにプレーからはずす



ルール&マナー「タッチ・ストーン」

 スイーピング中にそのストーンに触ってしまうと、そのストーンは無効になってしまいます。このルールは非常にわかりやすく、初心者の人でも容易に理解できるようです。実際にはタッチストーンの起こった場所がホッグラインの内か外かで微妙に処理が違うのですが、それについてはまた別の機会に述べたいと思います。今回は止まっているストーンを動かしてしまった場合について考えてみましょう。実はこのトラブル、意外に多いのです。
 ガードをかわしてカムアラウンド等を処理しようとする時、スイーパーが足を引っかけてしまったり、ハウスにストーンがたくさんあるような時に気づかずに触ってしまったり、という事がよくあります。  こういった時、皆さんは有無を言わせずにストーンを取り除いてはいませんか?ルールは走っているストーンに影響するかどうかを問題にしています。
・走っているストーンに影響するストーンが動かされた場合、相手のスキップに2つの選択肢が与えられます。「そのままにしておく」「ストーンを取り除く」
・走っているストーンに関係のないストーンを動かした場合、単に元にあった場所に戻す。元の場所がわからなくなってしまった時は、審判に裁定を仰ぐことになります。違反だからと言って、無条件に排除したりはしないのです。
どのようなトラブルにも言えることですが、まず、落ち着いてその状況を見据えることが肝心です。ストーンに触ってしまったり、動かしてしまったりすると、失敗したという気持ちが先に立ち、相手の言うなりになってしまいがちですが慌てることはないのです。




競技規則 第11条 制止しているストーンを動かした場合
@ 走っているストーンのコースに何らかの変化をもたらしたであろうと思われるストーンが、投球側チームによって動かれてしまった場合、走っているストーンは静止するまでそままにしておき、相手側のスキップの判断によって、そのまましておく事もできるし、また直ちに取り除くこともできる。
 (a)走っているストーンが取り除かれる場合、動かされたストーンは全て相手側のスキップがそれらの元の位置と判断するところに置かれる。
  (b))走っているストーンを静止した位置にそのままにしておく場合は、動かされたストーンは静止した位置にそのまま置くものとする。 
A静止していて位置を動かされ、しかも走っているストーンの結果になんら影響のない場合は、そのストーンは相手側のスキップに よって元の位置に置くものとする。

■■投げ直し■■               
カーリングではデリバリーに失敗したとき、投げ直しが許されるルールがあります。
といっても、テイクアウトが失敗したのでもう一回なげられるというものではありません。
投げ直すことが許される条件は2つ
「ストーンを手から放さない」、「近い側のティーラインを通過しない」ことです。
実際蹴り出してしまえば、ティーライン手前で踏み止まるのは難しいのですが、そうでなければ、何度薙げ直してもいいので、落ち着いて投げ直すと良いでしょう。

■■ストーンを間違えた■■
誤って相手のストーンを投げてしまったとき、どうすればいいかご存知ですか?
誤って投げた場合、ストーンが静止するまでは自チームのストーンと見なしてショットのメイキングができます。その間違えたストーンが静止し、相手の投げる番になったときに、そのストーンと本来投げるはずだったストーンを交換します。後は何事も無くゲームを進行します。この際のペナルティーはありません。

■■ストーンが余ってる?■■
非常にまれに、スキップが2投投げ終えたはずなのに、まだストーンが残っていることがあります。誰かが順番を抜かしたのでしょう。1回しか投げていない人がいるはずです。そのときは、最後にその人が投げて下さい。もし、誰が投げ損ねたかわからない場合はリードの人が最後に残ったストーンを投げることになっています。
ルールブックではこのようなケースを違反とはしていないので、故意の有無を問わずペナルティーとはなりません。