WEB TCA TIMES  2001 3月号から 

第18回日本選手権後記
選手団長 川野 なほみ

 関東中部選手権をドラマチックに終え、約1週間後に北海道常呂郡常呂町にあるカーリングホールで第18回日本選手権があり、無事終了しました。
結果はHappy!の3位、Freedom 5位という大健闘でした。
常呂までは女満別空港から車で約1時間、気温はマイナスでしたが、明るい日差しの中ですぐに寒さを感じることはありませんでした。
メンバーの中には北海道が初めてという人も居てその白銀の世界に感動し、感嘆の声を上げていたそうです。
 試合の前日から入り少し練習をしました。周りには明日から対戦するいくつかのチームが熱のこもった練習をしていて、徐々に緊張感も高まってきました。
 当日受付に行くと組み合わせ番号が1番になっていたHappy!とFreedomのスキップに開会式の選手宣誓をお願いされました。
思いがけないハプニングにちょっと違う意味での緊張感で一杯になり、開会式を向かえました。「宣誓!」の言葉からほんの1,2分のことだと思うのですが、無事終わって一つほっとしました。その様子が早速TCAのホームページに載ったのを見て少し恥ずかしかったのですが、大変誇らしく思いました。
そしてとうとう競技が始まり、Freedomは16時半までHappy!は19時まで待つことから始まりました。Freedomが初戦を勝ち、Happy!もそれに続くことが出来て、まずは一安心でした。
 2日目 Freedomは3試合、敦賀君率いるアイスマンとみよたパトリオットには連敗しましたが、最終戦の九州のSIS Dreamsには快勝しました。彼らは結成10年目、メンバーも変わらずとても熱心なチームで一昨年はめざましい活躍をしていました。今回も成績こそ振るいませんでしたが、2位のエトワールを破るという大金星もありました。そのチームに勝ったニュースが飛び込んで来た時はとてもびっくりしました。試合が終わったのは11時過ぎでHappy!のメンバーはそれぞれ床についていました。
私にとって今回の日本選手権は8度目で対戦相手の技量がある程度分かっていたので、2日目の相手は落ち着いて望めば勝てると思っていました。その通り勝つことが出来、今回の個人的な目標としてはこの段階でほぼ達成できたので、残りは気負わず、良いパフォーマンスが出来ればと思っていました。
 次の3日目はHappy!にとっては3試合と一番踏ん張りどころで、対戦相手も実力的に1,2番のチームとの対戦で、それまでのようにはいかず、残念ながら3連敗してしまいました。
その間Freedomは戦々恐々とする中、とんでもない台風のように優勝候補のVictoriousに対してラストエンド、相手が同点でラストストーンを持っているにも関わらず、相手にプレッシャーのかかるショットを最後のストーンで決め、スキップの柏木君がヒットステイで勝てるところをロールアウトしてしまい、セカンドショットを持っていたFreedomが勝利をものにしました。見ていた人たちの間ではその駆け引きの上手さが大変に話題になっていました。
 2試合を残して向かえた最終日は、どのチームも結果がある程度決まってきたことと、予選最後の日ということでの緊張感と和やかさを見せていました。東京の2チームも最終日を充分楽しもうとしていました。
Happy!は最後に東光舗道という会社でカーリングをやっているチームと軽井沢JOYの2チームに対戦しました。
負けて元々と思っていたことも気持ちの上でリラックスできた一つだと思うのですが、思いがけず2チームとも勝つことが出来て、終わってみると3,4位決定戦に進めるというなんともハッピーな結果になりました。
Freedomもまた東光舗道ともう一つの優勝候補のエトワールも破るという大活躍で、予選リーグを終わった段階で同率3位が他に常呂のアイスマンと同じくMAXの3チームということになっていました。
タイブレークは彼らが楽しみにしていたパーティーの時間を潰してリーグ戦で行われることになり、2試合を途中1試合の休憩を挟んで11時過ぎまでかかって勝敗を決めました。
残念ながら2試合とも、もう一歩のところで及ばず、彼らの日本選手権はそこで終わりましたが、その存在は出場していた選手、観戦していたカーラー他に充分アピールすることが出来ました。
 Happy!は最終日、決勝リーグでの対戦相手は軽井沢JOYでした。彼らは予選の前半、全日本を破るなどの素晴らしい戦いぶりを見せていたので昨日の予選リーグのようにいくとは思っていませんでした。そう思うとまた新たな緊張感を持って望みました。
ハンマーを持ってのラストエンド1点差で負けていましたが、落ち着いて攻めることが出来、相手のストーンをヒットすれば勝てるという最後の場面、少し幅を取りすぎていたと後から見ていた人からの言葉で分かったのですが、かろうじてヒット&ロールになり2点差をつけて勝つことが出来ました。
 別のシートでは男女とも感動的に1位が決まっていました。男子はディフェンデングチャンピオンのVicrtri-ous女子は前々回の全日本であるシムソンズが再び王座に返り咲きました。
その後さらに2,3位決勝戦が30分後にあり、及ばず3位という結果になりましたがHappy!にとってこの結果は、十分すぎると思っています。
 航空券、旅館の手配とすべて用意のあった長野県協会のご好意に甘え、また現地でも藤巻さん、柏木さん他大変お世話になりました。
東京からの応援は倉本さんのパソコンを通じてリアルタイムでまたいろいろな方からお電話をいただきました。皆さんの声で2チーム全員の気持ちが大変盛り上がりました。
会場でも小川さん、フジミキさん、久しぶりにお会いすることが出来た金内さウォーリーさん、暖かい助言と応援を本当にありがとうございました。
 今回2チームで行くことが出来て、とても心強くお互いにとてもいい相乗効果があったと思います。FreedomとHappy!のチームのみなさんにもありがとうとご苦労様を言いたい思います。とても楽しく刺激的な5日間でした。
今後ますます東京のチームが日本選手権の舞台で活躍できることを祈りつつご報告とさせていただきます。